室町時代にはじまった
長い歴史のあるお寺です。
鳥取砂丘や大山など、雄大な自然をたくさん有する鳥取県。県庁所在地である鳥取市の、鳥取県庁裏手に芳心寺はあります。日蓮宗の寺院であり、天文13年(1544年)に京都の大本山である妙顕寺の第13世僧正龍華院日廣上人が開かれました。当初は、元備前岡山庭瀬口にお寺が位置しており、寺号も「正福寺」というものでした。正福寺は池田侯の御祈願所ともされていましたが、寛永9年(1632年)に因州鳥取へ御国替となり、正福寺を今の芳心寺の場所へ移転しました。正徳3年(1713年)初代鳥取城藩主であった池田光仲侯御夫人の法号「芳心院殿妙英日春大姉」に因んで「芳心寺」へ改称し、今に至ります。